根の治療のはなし①
今日は歯科での治療について書いてみたいと思います。
「根の治療」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
《 痛い思いをしたことがある 》
《 治療中に口を開けているのがつらい 》
《 ゴリゴリやられて怖い思いをしたことがある 》
《 一本のために何回も通った記憶がある 》
根の治療と聞くと、マイナスのイメージが強いと思います。
ですが、その歯を今後ずっと使っていく上で、根の治療はとても大切なプロセスです。
不幸にも、むし歯が深くなってしまった場合、細菌感染が神経・血管の部屋まで及んでいることがあります。
その時、歯の内部にある神経・血管、感染物質を除去していく必要があります。
ここでしっかり治療しておかないと、数年後に痛みが出てきて根の再治療が必要になることや、最悪の場合、その歯を失ってしまうことになりかねません。
根の治療は「むし歯になった歯を残す上での最後の砦」といえるかもしれません。
病気の早期発見がなにより大切なのは、体も歯も一緒です。
むし歯が小さいうちであれば、神経を残せる確率は格段に上がります。
むし歯を放置していると、根の治療が必要になってくるリスクが高くなるんです。
自分の歯を大切に使っていくためにも、現在の状態を知り、正しいケアを続けていく意識が大切ですね。